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休職 リワーク お金

病気で休職するなら、休職期間や収入・所得、できること・できないことについて押さえておきましょう。

病気が原因で、勤めている会社を休職したいと考える方は多くいらっしゃいます。
休職を考えるのであれば、休職が可能な期間やその期間の収入・所得、または過ごし方について押さえておくことが大切です。休職期間中にいかに充実して過ごすかが、根本的な問題の解決につながります。

このページでは、休職期間・収入・過ごし方ついて詳しくご紹介します。休職制度を活用することで、もう毎日のつらさに悩むことなく、新しい一歩を踏み出すことができます。(休職と復職のことが3分でわかる「簡単!初めてのリワークガイド」のダウンロードはコチラから

いろいろな積み重ねが、休職原因を引き起こす

いろいろな積み重ねが、休職原因を引き起こす
「健康が大切」というのは言わずと知れたことですが、それでも日々の職務・業務の中で体調を壊してしまうという方も少なくありません。
病気といえば、もしかすると年配の方に限ったことであると考える方もいるかもしれませんが、心身の不調は老若男女を問わず起こります。
また、大きな病気でなくとも、季節の変わり目になると体調を崩しやすくなるという方もいらっしゃいます。
このような方であれば、不安定な体調に業務の負担がのしかかり、その結果、さまざまな病気を患うということも考えられます。

休職の原因は、ときに複合的な要因によってつくられるため、根本的な解決のためには時間をかけてじっくりと向き合う必要があります。

休職の期間と収入について

休職の期間と収入について
休養期間中は、好きなことに時間を割くことも大切です。
たとえば、家でゆっくりとメイクやファッション関連の雑誌を眺めたり、近所への散歩やスポーツジムに通うのも気分をリフレッシュするという点で効果的といえます。
とはいえ、病気を患った場合、休職によって収入・所得にどのような影響があるのかという点は多くの方が気になるところといえます。
特に、労働者全体の40%弱が年収300万円以下といわれる昨今では、少しの収入の減少が日々の生活に大きな影響を与えることになります。(出典:「年収ガイド」給与階級別の年収データ)

こうしたことから、「体調の回復を考えると長期の休職が望ましいが、収入を考えるとそれほど長く休むのは難しい」という考える方も多いかもしれません。

休職の期間は、どのようにして決まるのでしょうか。
これは、原則として会社の就業規定で定められた期間となります。ここでの重要なポイントは、休職制度は本来、法律によって定められているものではないという点です。そのため、場合によっては休職制度を設けていない、すなわち休職期間がないという企業もあります。

一般的には症状の重さによって1~6ヶ月程度の休職期間を設けている企業がみられますが、それぞれの企業によって異なるため、詳しくは人事・労務担当者に確認する必要があります。
休職期間が定められている場合、その期間が満了となると退職(解雇)となることもあるため事前の確認が重要です。

休職期間の収入・所得に関しては、こちらも企業によって異なっており、全く支給されない企業もあれば一定期間にわたって満額支給されるという企業もあります。なお、企業からの収入が無い場合でも、一定の条件を満たすことで手当金を受け取ることができます。

休職中にできること・できないこと

休職中にできること・できないこと
休職期間中は、自宅にいるだけでなくさまざまな過ごし方ができます。
この点、どのような活動が可能でどのような活動が不可能であるかを押さえておくことが大切です。たとえば、休職期間中のアルバイトや旅行などがその例として挙げられます。

休職中のアルバイト

休職中に給与が支払われない場合、少しでも生活費を得るためにアルバイトを考えるという方もいるかもしれません。
「本業は負担が多いのでできないが、アルバイトであれば心身ともに問題なさそう」という場合、アルバイトは可能なのでしょうか。
原則として、休職期間は「体調不良により業務ができない期間」であり、なおかつ「業務が可能となる状態に体調を戻す期間」と考えられるため、この期間に他の業務を行うことに関して会社側の理解を得るのは困難といえます。
ただし、例外的に会社が「復職に必要な取り組み」と判断した場合には、認められる可能性もあります。これはめずらしいケースと考えられるため、事前に担当者に確認する必要があります。

休職中の旅行

休職中の過ごし方として議題に挙がりがちなもうひとつの活動として、旅行があります。
上述したように、休職期間とは「業務が可能になる状態に体調を戻す期間」と位置付けられます。それゆえ、積極的な活動ができる状態であるにもかかわらず休職を続ければ、会社からの印象を損なってしまうおそれがあります。リハビリの一環として、もしくは復職訓練のリフレッシュとしての小旅行としてであればそうした印象を与えずに済むかもしれませんが、旅行先での様子をSNSで公開するといった行動は慎むことが望ましいでしょう。

休職中にリハビリの一環として活動的な取り組みを行いたいのであれば、復職を支援する専門機関を利用するという選択肢もあります。

悩んだら、リワーク(復職)施設へ

職場で心身の負担を長期にわたって受け続けると、少しずつ疲労が蓄積していきます。身体の病気は治療法が明確ですが、心の病気はときに治療法や対処法が複雑なものになります。

休職期間中、自宅でひとりで過ごすという選択肢もありますが、心の病気の対処法としては専門のリワーク(復職支援)施設に通い、改善を進めながら復職に向かっていくことが効果的です。現在までに多くの休職者がリワーク施設を通じて症状を改善させ、復職しています。

「慢性的な疲れをとりたい」「疲れに強い身体がほしい」といった身体に関する悩みだけでなく、「親しい友人・知人がほしい」「恋人がほしい」といったプライベートな悩みを誰かに相談するのであれば、その相談相手として施設のスタッフや専門家に頼るというのも選択肢のひとつです。ギブ&テイクのビジネスライクに考えるのではなく、「頼れる人に頼る」という軽い気持ちで施設を尋ねるのも大切な解決策です。施設を利用することで適切なリワークプログラムを受けられるだけでなく、悩みを話せる相手が見つかるかもしれません。

さまざまなプログラムを通じてコミュニケーション能力を身に付けると、復職後の職場でも活かすことができます。これまでの職場で人間関係が退屈だったという方も、これを期に大きな変化が期待できるかもしれません。「今の仕事は好きじゃない」「他にやりたいことがない」という方も、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

習慣化を身に付けるためのプログラム

「ローマは一日にして成らず」「千里の道も一歩から」という言葉があるように、大きな何かを成し遂げる場合でも、小さなことの積み重ねから始まります。これは心身の不調に関しても同様で、心や身体の健康を取り戻すためには、毎日の習慣が重要です。

何かを習慣付けることは、毎日の生活をより充実したものにするために大きな役割を果たします。
たとえば運動の習慣を付けることで体力が強化され、これまでずっと感じていた疲れが感じなくなったり、自分の考え方を変える習慣を付けることでそれまでとは違った日常を過ごせたりと、習慣が変われば行動や意識が変わり、それに連なって結果も変わっていきます。
さまざまな成功体験が積み重なることで自分に自信が持てるようになり、社内コミュニケーションの円滑化、会議での提案・進言の活性化など、キャリアアップにつながる変化も期待できます。もしかすると、あらためて周囲の人たちの良さや魅力に気づき、毎日が楽しくなるかもしれません。

リワーク(復職)支援事業所の「ニューロリワーク」では、日々の生活の中で自らの行動を習慣化するためのコツを学ぶプログラムとして、「習慣化の7つのコツ」を提供しています。

「運動しようと思ってもなかなか続かない」「習慣にするのが苦手」「三日坊主が当たり前」「そもそも続ける気が起きない」といった悩みをお持ちの方に向けて、習慣とは何か、なぜ習慣化が大切かといった基本的なポイントだけでなく、どうすれば習慣化できるかといったポイントまで分かりやすくお伝えしています。
習慣化の7つのコツ
習慣化のコツのひとつは、大きな目標を定めるというものです。自分自身が心から願う目的を定めます。
ここでのポイントは、可能な限り具体的に定めるという点です。たとえば、「3ヶ月で3kgやせる」よりも「3ヶ月で3kgやせて、同窓会にあの衣装を着ていく」といったように、具体的かつ望ましいものであればあるほど大きな原動力となります。

ふたつめのコツは、自分と小さな約束を交わすというものです。習慣化するにあたって、全てを達成すべき項目とすると負担が大きく、長続きは期待できません。そのため、さまざまな項目のうちのいくつかを「必ず守るもの」とするのがポイントです。“がんばり過ぎない”ということもまた、習慣化にするために必要な取り組みとなります。

みっつめのコツは、スケジュールを立てて時間を確保するというものです。「いつかやろう」では、ついつい後送りにしてしまいがちです。そのため、できる限り具体的にスケジュールを設定することが大切です。

このように、習慣化を実現するためにはいくつものポイントがあります。「習慣化の7つのコツ」プログラムでは、座学を通じてポイントを押さえて、ワークを通じて明日からできる取り組みを具体化していきます。習慣化を楽しむことを覚えることで、その習慣が自身の目的を達成するための大きな後押しとなっていきます。

まとめ

まとめ
病気がきっかけで休職する方にとって、休職可能な期間や収入は大いに知りたいところです。これらは企業によって異なるため、事前に確認することが大切です。

休職期間を充実して過ごすのであれば、会社に確認の上、アルバイトや旅行という選択肢もあるかもしれません。
また、より多くの方と会って、自身の抱える問題を解決し、視野を広げて新しい生活を始めたいのであれば、リワーク(復職)支援施設を利用するという選択肢もあります。

復職支援事業者である「ニューロリワーク」では、さまざまなプログラムを体験できる見学を承っております。気になるプログラムがあれば、ぜひご検討ください。復職支援を通じて休職の原因を解消し、健やかに日々を過ごしていただけることを心より願っております。(リワーク施設のひとつ、ニューロリワークの見学をご希望の方はコチラから

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【参考文献・参考サイト】

・サンポナビ「【社労士監修】休職期間はどう決まる?休職中の給料・手当・手続き10の疑問」
・クエストリーガルラボ「休職とは?休職中のお金の話から申請方法~復職・退職まで徹底解説!」
・神奈川県かながわ労働センター「仕事以外の理由による怪我や病気で休職するときは」
・労働問題弁護士ナビ「うつ病で休職する際の対応ガイド|給与や傷病手当金申請条件は?」
・@人事「休職中の社員の給料はどうなる? 保険手当の申請手順も解説」
・まいにちdoda「いざというときに知っておきたい! 欠勤とは違う休職制度とは」
・弁護士法人 咲くやこの花法律事務所 企業法務の法律相談サービス「怖い休職トラブル!休職期間満了を理由に従業員を退職扱いや解雇する際の注意点」
・年収ガイド「給与階級別の年収データ」
(写真素材:PIXTA)