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メンタル不調

「毎日がしんどい」、そんなときは誰に何を相談すればいい?

「やる気が出ない」「何をしても楽しくない」「だるさが抜けない」など心身に不調を感じている場合は、もしかするとメンタル不調のサインかもしれません。このようなメンタル不調を感じたとき、誰にどのような相談をすればいいのかで悩んでしまうこともあります。

今回は、こうしたメンタル不調を感じたときに、誰にどのような相談をしたらいいのかについて相談先(相談相手)ごとにみていきます。

1.精神科・心療内科の医師

主に精神疾患などの病について相談したい場合は、精神科や心療内科が選択肢として挙げられます。精神科や心療内科の医師に相談するときは、現れている症状など障害や病気に関する詳細をできるだけ明確に伝えることが大切です。

・いつ
・どこで(どのような状況で)
・どのような症状が出始めたのか

というのを具体的に伝えましょう。

具体的に伝えるのが難しい場合は、「 メンタルが不調だ」と感じるのはどういうときかについてエピソードを振り返ると伝えやすくなります。これにより、メンタル不調を感じやすいときや症状の発生に特徴がみられ、今後の対応策を考えやすくなります。

メンタル不調は、睡眠や食事などの生活習慣にも影響を及ぼすケースがあります。日常生活に変化がある場合は、その点も医師に伝えてみましょう。言葉で伝えるのが難しい場合は、事前に紙にまとめて渡すという方法もあります。

2.家族やパートナー

家族やパートナーは身近な相談相手であり、今後もサポートをお願いする相手になります。まずは現在の状況を把握してもらい、必要なときにサポートをしてもらえる情報を共有しましょう。
具体的には、どのような気分や状態なのか、どのようなサポートがほしいのかなどを伝えるとよいでしょう。ときには通院に付き添ってもらったり、救急連絡を入れてもらったりする可能性もあるため、 苦手な状況や現れやすい症状などについても伝えることで家族もサポートしやすくなります。

なお、メンタル不調についてはご家族に相談しても最初は理解されないケースも少なくありません。ご家族に理解されることが難しいと感じる場合は、あらかじめ受診に同行してもらうなど、障害や病気について一緒に知識を増やしていくという選択肢もあります。

3.人事や上司

仕事をしている方は、人事や上司にどのような相談をすべきかで悩むこともあります。人事や上司に相談するときは、メンタル不調がどのように業務に影響を及ぼすのかを説明することが大切です。どのような業務がどのような点で影響を受けるのか、また現在の業務にどのような支障が出ているのかなどを中心に伝えるようにしましょう。会社側はプライベートな内容には触れることが難しいため、あくまで業務に関連する部分に終始することが大切です。

4.友人

友人に相談する際は、「ライトな相談」であることを念頭に置き、症状など障害や病気に関する具体的な相談は控える必要があります。

相談を受けると、友人も厚意によって何らかのアドバイスをするケースがあります。しかし、そのアドバイスが病気の治療に沿ったものではないことも多くあります。こうした理由から、障害や病気に関する内容は専門科の医師に相談するようにしましょう。

5.知り合いや医療機関に相談したくない場合


中には「知り合いには相談したくない」「医療機関は利用したくない」というケースもあります。そのような場合は、カウンセリングの利用を検討してみましょう。

対面で話すのが苦手な場合は、電話カウンセリングやLINEなどSNSを用いたカウンセリングを活用することもできます。なお、電話カウンセリングなどは気軽に相談できるという点がメリットがある反面、対面でのカウンセリングと異なり必ずしも特定のカウンセラーが継続的に相談に乗るというわけではないため注意が必要です。

まとめ

メンタル不調を放置してしまうと、改善しないどころか悪化する危険もあります。そのため、まずは気軽に相談できる場所や相手を探すことが大切です。今の自分の状態を客観的に見て、今後の活動について客観的に話を聞ける環境をみつけましょう。知り合いや医療機関に相談するのがつらいと感じる場合は、カウンセリングの利用も検討することが重要です。

また、内容によって相手を選ぶことも大切です。医師には障害やご病気に関することを、家族には必要なときにサポートしてもらえることを、上司や人事には業務に関連することを、友人にはライトな相談内容をといったように、内容や事業に応じて選びましょう。

相談内容と相談先が異なると、例えば主治医からは適切な治療を受けられない、会社からは必要な配慮を得られない、家族からは理解を得られないなど悪循環に陥ってしまうリスクもあります。体調が良いときに相談先をリストアップし、誰に何を相談すべきか事前に整理しておくことが相談のための大きなポイントです。

なお、相談する相手に順番はありません。自分が相談しやすい相手や早めの相談が必要だと感じる相手から相談とよいでしょう。

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